2008/09/21 (Sun) 『西の魔女が死んだ』を読んだ

嶽本野ばらさんを読んですぐにこれを読むと、
なんとなく変な感じですが、
それはそれ！

『西の魔女が死んだ』梨木果歩

映画化されたときに
すごく見たかったんですが、ついに叶わなかったんです

あ、ちなみに私の読んだのは↑の文庫本でなく、
児童書のハードカバーです。
読むまで、児童書って事も知らなかった・・・。

お話は、まいの元に祖母の危篤の知らせが来て、
母親と祖母の元に走るところから始まります。
祖母の家まで車で６時間。
その間、２年前、１ヶ月間一緒に住んでいた祖母との暮らしについて思い出します。

祖母は外国人ですが、日本のしきたりなどはしっかり出来て、
田舎で一人暮らしをしています。
中学に入ってすぐに登校拒否をして祖母に預けられたまいには
祖母との田舎暮らしと、
祖母のやわらかさ、
人生指南（？）で癒されていきます。

なんかね～、ほんと、いい世界ですね。
すごくいい空気の田舎で、ほんわかした陽だまりの中で、
ぽわ～ん・・ってしている気持ちになる本です。

魔女っていうのは、祖母のことなんですが、
もちろん特別な力を発揮して・・ってことよりも、
実在した魔女（薬草や生活の知恵を持っていて、人々にそれを伝えていた人が
まるで魔法をつかうように、問題を解決するので、「魔女」と呼ばれていたらしい）に近い人なような気がします。

でも、多少そういう力もある・・・なんて話もあったりして・・。
それは遺伝らしいんだけど。

そういえば、なんと私にもそういう祖先がいるらしい。
母方の祖先が祈祷師で、呪術を使う人だったらしいんです。
まぁ、真相は薬師だったみたいですが（やっぱり薬草を取ってきて、困った人に分け与えていたらしい）
自分にそういう血が流れているっていうのは、ちょっとドキドキしますね。
幸い、お化けを見ることなく大人になってよかった～。（もう見ないよね？）


小学高学年になったら十分読める本だと思うので、
みおにも読ませたいんだけど、
私のオススメ本は読んでくれないからな～