2008/09/21 (Sun) 『ミシン』を読んだ

え～っと・・・たしか、
１８日に読み終わりました


『ミシン』嶽本野ばら

表題の『ミシン』は嶽本野ばらさんのデビュー作だそうです。
実は以前、

『シシリエンヌ』を読んだことがあるんですが、
これは結構、キツイ作品で、最初から結構沢山、Hなシーンが多いです。
最後は慣れて、なんともなくなりました。（第一、綺麗だしね）
しかも、不思議と読み終わって数日、数週間・・ってたつと、
「キツかったな～」っていう感想があまりなくなり、
すごく究極の愛だなぁ・・・って思うようになりました。

嶽本野ばらさんの作品は、独特で、乙女ちっくなので、
ハマってしまうとすぐに世界にどっぷりつかってしまいます。
嫌いな人は嫌いなんだろうなぁ～。

で、『ミシン』ですが、
まず『世界の終わりという名の雑貨店』ってお話がはいってます。
こちらは、主人公が色々あって自分以外誰も入居してないビルの4Fで
電気もない蝋燭の明かりをともしている、アンティーク雑貨（ともいえませんが・・）のお店を開くことからはじまります。
もとより、儲けなど考えてないお店なので、
ほとんどお客さんがいません。
しかし、ある日から女の子が毎日やってきては、
商品を眺めたり、店の隅っこで寝たり・・して、
狭い店内で数時間過ごすようになりました。
でも毎日お客と店員以外の会話はしません・・・
しばらくして、そのお店を畳まなくてはいけなくなり・・・・。

あと『ミシン』は
容姿にあまり自信のない女の子だった主人公が
たまたま見たTVで写っていたミュージシャンの「ミシン」に惹かれていくお話です。

シシリエンヌでもそうだし、この二つのお話でもそうなんだけど、
すごく洋服にこだわりをもっているみたいで・・・。
洋服のブランドに全然知識のない私でも、なんとなく分るような・・って世界が広がります。

独特の世界に浸りたい方は是非、読んでみて下さい。
「いやだな」って思った方はいいですが、「うん、読めるじゃん」って思った方は
嶽本野ばら 世界から抜け出せないかも～