2008/05/09 (Fri) DVD『疾走』を観た

レンタルしてきた2本目、

『疾走』を昨日の夜中に見ました。

何かの雑誌でこの映画の広告をみたときに、
二人が顔を寄せ合って電車の中で聖書を読んでいる写真だったのですが、
なぜか印象に残っていました。

で、図書館で何気に原作をみつけたら

これだったので、かなりびっくりしました
でも、これが私が重松清さんにハマった1冊だったんですよ～！

で、原作が面白かったので、
映画を観るのはちょっと躊躇していて、
でもでも、やっぱ観てみたくて・・・・。


お話は
ある干拓地は、浜と呼ばれる地と、沖と呼ばれる土地に分れていて
浜の人間は、沖の人間を少しさげすんでいた。
浜に住むシュウジは小さい頃、その沖の中で、自転車のチェーンが外れてべそをかいていた。
そこに通りかかったのは、素行の悪い、暴力団とかかわりがあると噂されていた、鬼ケン（寺島進）。
鬼ケンはそんなシュウジの自転車を車に乗せ、シュウジを浜近くまで送ってくれた。
そのときに、鬼ケンの情婦アカネも車に乗っていた。
鬼ケンはその数日後、変わり果てた姿で、遺体となって発見され、
アカネも姿をけしてしまった。

数年後、中学生になったシュウジ（手越祐也）は友達と沖に教会が建つのをみていた。
噂で、神父は昔、恋人の一家四人惨殺した犯人が出所してきた・・・という。
シュウジと友人は、クリスマスの日に教会を訪れると、神父（豊川悦司）とともに、
のちに同級生となるエリ（韓英恵）が出てきた。

やがて、沖にリゾート開発の話がもちあがり、あちらこちらで地上げが始まる。
そのなかで神父はがんとして立ち退こうとしなかった。
その地上げ屋の車のなかに、アカネが乗っていた。
アカネは「何かあったら」と、シュウジに名刺を渡していた。

そんな中、沖で連続放火事件があいついだ。
やがて犯人がつかまる。
その犯人は・・・・・・・。


内容はかなり濃いです。
面白いです。映画にしても、原作のよさは引き継がれています。
雰囲気もイメージどおりで、すごくいい！！

が・・・・

私の感想なので、他の方がみたら「そんなことはない！」って思われるとおもうんだけど、
どうしても、エリ役の韓英恵ちゃんの台詞が棒読みに聞こえる

エリは、両親が無理心中で死んでしまって、親戚の家に預けられている子なので、
感情の抑揚に乏しくて、クラスでも浮いていて、教師にも従わない子・・・っていう、
ちょっと普通の女の子とはいえない子なのですが、
それにしても、なんとなく冷めてしまう

それがなかったら、100点満点なんだけどなぁ～～