2008/01/16 (Wed) 『アサシン』を読んだ

これはかなり時間がかかったなぁ・・・・
苦手な感じの本でした。

『アサシン』新堂冬樹
新堂冬樹さんの本はたぶん、３冊目。
そういや、前に読んだ

『吐きたいほど愛してる』もエグかったっけ
一番最初に読んだ

『砂漠の薔薇』が一番マシだったように思います。


で、この『アサシン』ですが、
苦手なハードボイルド系の恋愛小説です。
ハードボイルド系はハマるとハマるんだけどなぁ・・・・。

このお話は、よくあるパターンではじまり、よくあるパターンで終わりました

小さい頃からとあるスクールで暗殺者として育てられた、花城涼はあるターゲットに近づいたところ、
先に女子高生がターゲットを刺してしまう。
混乱した花城は、その女子高生をつれて逃走。
花城に指令をだしている先生から、
「こちらのアシがつくまえに、女子高生を始末せよ」と命令をうけるが、
冷静なアサシン（暗殺者）であったはずの花城は、女子高生リオの無邪気で明るい性格に影響され、命令に従えないのであった・・・
かくして、リオが刺した暴力団組長の関係者からも、花城の組織の人間からも逃げなくてはいけなくなって・・・。

まず、ハードボイルド系とはいえ、恋愛小説・・・ってことに、異論を唱えたい。
あんまり恋愛要素が感じられないし、
別に恋愛要素をいれずに、そのまま映画『レオン』みたく、父親の気持ちになったほうが感情移入しやすいかも。
それに、大きなヤクザの組長を刺して、追われる身になったはずなのに、
やせ我慢しているとはいえ、リオは明るくて無放備すぎる！！
花城のことを、ただの探偵だと思っているんだったら、よけいにもっと怖いはずなのに・・・
あと、しゃべり口調とかがなんとなく、『男の人が描く、女子高生』って感じがするわぁ


男の人が読んだら、主人公はカッコイイし、
明るくて若い女の子との恋愛話だし、
いいのかもしれませんね～～～。


で、いつものように「映画化するとしたら？」って考えたのですが、
BSET!!って訳ではないんだけど、
主人公の花城役を、まさやんにやってもらいたいな～～～～
『奇跡の人』の克己の大人バージョン・・ではないですが、
ここまで冷酷な暗殺者の顔を見てみたいかも
銃とか持たせたら似合うとおもうんだよね

『未完成』についてたDVDの中でも、「弾着やってみたい～」ってやたら言ってたし。

どうでしょう？？