2009/07/09 (Thu) 『骨音』と『空中ブランコ』を読んだ

UPし忘れていたので、２ついっぺんに。

先週だったかな？

『空中ブランコ』奥田英朗を読みました。

これ、読んだ気になっていたんだけど、まだだったみたい。
図書館で旦那に「私、これ読んだと思う？」って聞いたら「読んでない」と。

なぜ、しってるっ！？

奥田英朗さんの作品なら、たぶん、まさやんも読んでいるはず

とかいう、下心も半分、
読みやすいからサクサクいける・・ってのも半分で、手にとりました。


そしたら、ちょっと失敗かな。
まず、

『イン・ザ・プール』が先だったらしい。

でも、主要登場人物、精神科医伊良部先生と、看護師のマユミが同じだけで、
どっちから読んでも大丈夫だったかな。

『空中ブランコ』はさっきも書いた、精神科医、伊良部先生がすべてにでてくる、短編のあつまり。
1話完結のドラマ・・って感じですね。

表題の「空中ブランコ」は、とべなくなった空中ブランコのサーカス団員の話。
いくらやっても、相手が自分をキャッチしてくれないのは、
サーカス団の中で、自分を排除しようとする影の力のせいだ・・・と思っているはなし。

あと、先端恐怖症のヤクザの話。
先っぽが怖いと、ドスがつかえない・・・

有名教授の嫁の父親は、カツラ。そのカツラをひっぺがしたくてうずうずする・・・とか、もう、とんでもない、「現代病」（？）をかけた患者が、
伊良部先生の診療部屋の扉を叩きます。

が、ほどなく彼らは後悔するハメに・・・・。


昔伊良部先生を、阿部寛さんでドラマ化されたと思いますが、
そんなかっこよくなりません。
脂ぎっしゅで、注射好きで、わがままで、人の話を聞かなくて、どうみても、ダメな医者です。

でも、不思議と彼が患者の心をほぐしていき・・・・。

また、そのうち『イン・ザ・プール』も読もうと思います。



あと、今日読み終わったのは

『骨音』石田衣良

池袋ウエストゲートパークシリーズの第三弾です。

まぁ、これは、文句なく面白いですね。
サクサクよめちゃうし。
石田衣良さんの、ときどき、ハナにつく文章も
この作品の時は味に思えるのは不思議

こちらも「空中ブランコ」みたいに、1話完結ドラマのような感じ。
事件をウエストゲートパークの私立探偵もどきの、マコトが解決していく。

「骨音」は・・・しょうじき、オチが最初にわかってしまった。
安易な表題の付け方がわるかったね。

あとはだいたい面白かったです。

次は

池袋ウエストゲートパーク４の『電子の星』です。

しかし、土曜日にやってくる

『ドラゴンクエストIX　星空の守り人 』で忙しくなるので、
当分、読書はお休み・・かな～。

まだもう1冊借りているんだけど・・・どうしようかな～。