2009/02/19 (Thu) 『東京ＤＯＬＬ』を読んだ

つい、昨日の勢いでもう1冊読んでしまいました。


『東京ＤＯＬＬ』石田衣良

私、結構石田衣良さんの作品好きなんだけど、
これは・・・正直、パス・・って感じだった。

なんかね～～～、カッコイイのよ。う～ん・・・変なかっこよさ？

キザな男は嫌いじゃないし、むしろ、潔くてカッコイイと思うこともしばしばあるけど、
「俺はキザじゃないぜ～」ってかっこつけてるのは、ウザイ。
・・・・そういう感じ？


お話は、マスターオブザゲームといわれる相楽という男主人公。
でね、この男を本の中では「ＭＧ」とよばれている。
もう、この呼び名がかる～く、ウザかったりする。
他の人はみんな、ちゃんと克己だったり、裕香だったりするのに、
なぜ主人公だけ、「ＭＧ」なんだぁ？？

ＭＧは『女神都市』シリーズのゲームをつくっている天才ゲームクリエーター。
お金も女も不自由することはない。
でも、東京のど真ん中で、なんとなく、孤独・・・。

そこに、近くのコンビニでバイトするヨリと出会う。
最初は彼女を『女神都市』の新作で使うキャラのモデルとなってもらうべく、契約（口約束？）をし、
東京のあちらこちらで、彼女にいろんな衣装をつけて、時にはヌードで写真を撮っていく。

ヨリにはヨシトシという彼氏がいて、
ＭＧにも裕香という婚約者がいるが、
二人はだんだん惹かれあっていく。


そのうち、ＭＧと克己のゲーム製作会社が、販売委託している大きな会社へのグループ化や
株式上場の誘いがやってくる。
押しも押されぬこの小さな会社が、大きな会社に飲み込まれていくのか・・・。

ヨリとＭＧと、ヨシトシと、裕香のそれぞれの想いは・・・


ってな話。
とにかく、ＭＧの金遣いの荒さとか、格好の付け方とかが、
いちいちハナに付く
話としても、まぁ、思いつくような感じだし・・・。

石田衣良さんのファンの方には申し訳ないけど、
なんだかなぁ～～～～っていう感じの作品でした