まあの日記
興味のあることをつれづれなるままに・・・・。
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図書館で何気に検索したら、先日までなかた本が入荷していました。
おまけに、予約数が2だったので、これは今のうちに!!ってすぐに予約。
すると、1週間ほどで連絡がありとりにいきました。
いわずとしれた、2008年の138回芥川賞受賞作品です。
『乳と卵』川上未映子
芥川賞は・・・やっぱちょっと難しいなぁ~。
なんとなく、独特・・って感じがします。
直木賞を受賞した
『私の男』のほうが好きだなぁ~。
っていうか、
『乳と卵』は独特な世界すぎます
舞台は東京。大阪出身の主人公は東京で一人暮らししています。
そこに巻子という姉と、緑子という姪が2泊3日でやってきます。
もうすぐ40歳で大阪でホステスをしている巻子は、豊胸手術を受けたい・・
と東京にやってきたんです。
おまけに、一緒にやってきた姪は、全くしゃべりません。
しゃべれないのでなく、しゃべらないのです。
おかしな姉と姪との、ある夏の3日間の物語です。
でね、文章は大阪弁なんだけど、
一文が長すぎる
たとえば、
『巻子らは大阪からやってくるから、到着の時間さえわかっていれば出合えぬわけはないし、ホームはこの場合ならひとつやし、私はまえもってきいておいた到着時間を携帯電話に入力して、通話ボタンを1回押して記憶させていたのでその点は安心、歩きながら無数にある円柱にぴったりと巻かれたつるつるの広告を何個も横切って、しかし広告に使われている老女優の着物の柄が、鏡餅なのかうさぎなのかこれではわからないな、電光掲示板を確認してから階段を、きがついたら数えてて、登っていって、新幹線が色々を吐く大きな音によろけるくらいに圧されながらも、すぐに巻子らを見つけることが出来た。』が、一文です(P8から抜粋)
一ページの半分以上を使っています。
以前、MBSの西アナウンサーがこの本の感想で
「女性が頭の中で考えていることをそのまま言葉にしたような文章。どんどん脱線していって、最初に何を考えていたのか忘れてしまう。『で、なんの話やったっけ?』という感じの文章」
っていうようなことを言ってたんですが、まさしくそれ!
なかなか読みにくいです。
慣れるのにちょっと時間がかかるかな。
で、乳と卵・・の乳は、豊胸しようとしている胸ね。
卵は、緑子が思いややむ・・・もうすぐくるだろう、初潮のこと。
緑子は思春期真っ只中!!で、
これから変わっていく自分の体に戸惑いと、めちゃくちゃな恐怖を感じています
多かれ少なかれ、女の子は誰でも感じたことのある感情じゃないかな?
大人になりたくない、将来子供を生む体になるなんて、怖い・・・。
そういう不安を、母親に話できなくて、
それなのに、母親はより「女らしく」なるための豊胸手術をうけようと考えていて・・・。
この思春期の「大人の体になる怖さ」の時期と、
「30歳になる怖さ」ってなんとなく似ていたような気がする。
どうやってもとまらないけど、いつかはそうなってしまう・・・
今何かをもがいても、ムリだし、
そうなったら・・・・どうなるんだろう・・・・
で、結局、「思い悩むほどのこともなかったなぁ~」って、あとで思うんだよね
また40歳前になると、同じような不安を感じるのかもしれないけど、
また「なんとかなった」と感じるんだろうか??
そうやって、人って、老いていくのかもね。
おまけに、予約数が2だったので、これは今のうちに!!ってすぐに予約。
すると、1週間ほどで連絡がありとりにいきました。
いわずとしれた、2008年の138回芥川賞受賞作品です。
『乳と卵』川上未映子
芥川賞は・・・やっぱちょっと難しいなぁ~。
なんとなく、独特・・って感じがします。
直木賞を受賞した
『私の男』のほうが好きだなぁ~。
っていうか、
『乳と卵』は独特な世界すぎます
舞台は東京。大阪出身の主人公は東京で一人暮らししています。
そこに巻子という姉と、緑子という姪が2泊3日でやってきます。
もうすぐ40歳で大阪でホステスをしている巻子は、豊胸手術を受けたい・・
と東京にやってきたんです。
おまけに、一緒にやってきた姪は、全くしゃべりません。
しゃべれないのでなく、しゃべらないのです。
おかしな姉と姪との、ある夏の3日間の物語です。
でね、文章は大阪弁なんだけど、
一文が長すぎる
たとえば、
『巻子らは大阪からやってくるから、到着の時間さえわかっていれば出合えぬわけはないし、ホームはこの場合ならひとつやし、私はまえもってきいておいた到着時間を携帯電話に入力して、通話ボタンを1回押して記憶させていたのでその点は安心、歩きながら無数にある円柱にぴったりと巻かれたつるつるの広告を何個も横切って、しかし広告に使われている老女優の着物の柄が、鏡餅なのかうさぎなのかこれではわからないな、電光掲示板を確認してから階段を、きがついたら数えてて、登っていって、新幹線が色々を吐く大きな音によろけるくらいに圧されながらも、すぐに巻子らを見つけることが出来た。』が、一文です(P8から抜粋)
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以前、MBSの西アナウンサーがこの本の感想で
「女性が頭の中で考えていることをそのまま言葉にしたような文章。どんどん脱線していって、最初に何を考えていたのか忘れてしまう。『で、なんの話やったっけ?』という感じの文章」
っていうようなことを言ってたんですが、まさしくそれ!
なかなか読みにくいです。
慣れるのにちょっと時間がかかるかな。
で、乳と卵・・の乳は、豊胸しようとしている胸ね。
卵は、緑子が思いややむ・・・もうすぐくるだろう、初潮のこと。
緑子は思春期真っ只中!!で、
これから変わっていく自分の体に戸惑いと、めちゃくちゃな恐怖を感じています
多かれ少なかれ、女の子は誰でも感じたことのある感情じゃないかな?
大人になりたくない、将来子供を生む体になるなんて、怖い・・・。
そういう不安を、母親に話できなくて、
それなのに、母親はより「女らしく」なるための豊胸手術をうけようと考えていて・・・。
この思春期の「大人の体になる怖さ」の時期と、
「30歳になる怖さ」ってなんとなく似ていたような気がする。
どうやってもとまらないけど、いつかはそうなってしまう・・・
今何かをもがいても、ムリだし、
そうなったら・・・・どうなるんだろう・・・・
で、結局、「思い悩むほどのこともなかったなぁ~」って、あとで思うんだよね
また40歳前になると、同じような不安を感じるのかもしれないけど、
また「なんとかなった」と感じるんだろうか??
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プロフィール
HN:
まあ
性別:
女性
自己紹介:
平成10年9月と平成15年8月生まれの姉妹をもつ母です。
手芸とパソコンとこの頃はゲームもハマってます。
山崎まさよしさんが大好き
大道芸人のぞみクンも大好き
mixiやってます。
アメブロもこっそりやってます・・・。
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乳と卵
女性特有の内容ってことで 興味をもって
文芸春秋に掲載されたの読みました♪
関西弁で書かれてるって言うので
読みやすいのかと思ってたら
逆に 読みにくかったです。。私も。。。
でも 2人出産した立場からしたら
母側の思いもわからくもないし(^^ゞ
娘の 母親の女のしての顔を見るのがイヤ
なのも なんとなく経験したの思い出して
共感するところもあって
将来 娘達との関わりに何か参考にできるかと
読んでましたが。。。
最後が なんだか物足りなかったかなぁ(-_-;)
芥川賞って 難しいんですね☆
女性ならでは・・・
女性特有の、思春期から大人にかけての
不安定な女の子の内面・・・みたいなお話だったので、
芥川賞選考委員の男性の方々からも支持されたのだとしたらすごいなぁ~って思いました。
芥川賞って終わりがなんとなく、しりつぼみ・・っていうか
「で、結局どうなん?」って終わり方が多くないですか?
その雰囲気から、結末を想像しないといけない・・っていうか・・・。
なので、なかなか手の出ない種類の本です~。