2008/03/13 (Thu) 『幸福な食卓』を読んだ

仕事の休憩中とか、ちょこちょこっとした時間に

『幸福な食卓』瀬尾まいこ
を読みました。

瀬尾まいこさんの作品に出てくる、男の子ってなんかいいんですよね～
この作品に出てくる、主人公のお兄さん、直ちゃんは
飄々とした感じで、すごくいい

なんせ、この家族は結構、変

まず、お父さんは数年前に自殺未遂をし、
お母さんはそれ以来精神的にまいった末、出て行ってしまった。
でも、夕食作りや掃除に通ってきてくれる。
お兄ちゃんの直ちゃんは、カッコよくて頭もいいのに「大学には行かない」宣言をし、農業をやっている。
さらに彼女ができても３ヶ月持たない。

そんな一家の決まりごとは、朝食は家族で食べる・・・というもの。
早くに出る人がいる場合は、その人に合わせてみんなが起きるので
結構大変な決まりごとです。
朝食TIMEにみんな揃うから、重大な話も朝食でします。
そんなある朝、お父さんが宣言しました。
「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」
お父さんはそれから、仕事を辞めて、家にいる。
佐和子（主人公）は、違和感を感じるけど、直ちゃんがいいというから、いいんだろう・・・

普通なら「えらいこっちゃ！」ってことでも、
直ちゃんがいうと、「まぁ・・・いいの・・かな・・？」って風に考えちゃう。
それてすごく気持ちが楽になっていいよね～。
私の周りにもそういう人が一人いてくれたら、
生きるのに楽だろうなぁ～～～って思います
いないかなぁ？直ちゃん・・・

ちなみにこの作品はすでに映画化されています。


主人公は北乃きぃさん
直ちゃんは平岡祐太さん

読み終わってからキャスティングを見ましたが、
直ちゃんが平岡祐太さんってのは、すごくイメージが合うと思いました


最初は「こんな淡々としたハナシが映画になるの？」って思ったけど、
最後まで読んだら、映画も見たくなりました。

明日、仕事帰りに借りてこようかなぁ？？