2008/03/10 (Mon) 『夜明けの街で』を読んだ

図書館に予約している本が４冊ほどあります。
なかには分館に予約されているから、すぐに「予約の本がはいりました」と連絡がくるのですが、
３冊はもう月単位で待っています。
そのうちの一つ

『夜明けの街で』東野圭吾
がようやく手元にやってきました。
これ、いつ予約したっけ・・・
確実に、３ヶ月か４ヶ月待ちましたね。

で、さらに予約がたくさん入っているので、早く読んで次に回してあげようと思い、読み始めましたが、
これが、おもしろい！！！

この本もＭＢＳ『ちちんぷいぷい』の西アナウンサーの「本屋さんのコーナー」で紹介されたんですが、
そのときの印象では、
「サスペンス色の強い物語？」と思っていました。
が、実際はそうでもありません。


お話は４０歳前のサラリーマン男性が主人公。
妻子あり。平凡ながら幸せな生活を送っています。
普段から「不倫するやつなんて馬鹿だ」と思っていました。
が、

「どうしようもない時もある」・・・・

そう、彼は職場にきた派遣社員の秋葉という女性と不倫関係に陥ってしまったのです。
しかも、秋葉はどうやら、今まさに時効を迎えようとしている
殺人事件の最重要容疑者らしい。


秋葉は１５年前の殺人事件の犯人なのか。
主人公は、何不足のない幸せな家庭を壊してまで、秋葉と一緒になる道を選ぶのか・・・

そういうお話です。

男の人が不倫に走る時って、こんな心情なのかなぁ・・・って思いました。
家庭と愛人の板ばさみをどうにか解消したい。
「家庭を大事にして」という愛人には、無理をしてでも会いに行こうとし、
離婚して愛人と一緒になる・・・ってことまで思いつめるくせに、
「家庭を壊して、一緒になりたい」という愛人にはおよび腰になるんです。
口では色々言えるけど・・・ねぇ・・・。

結末は多少、考えていたような、でも見事に裏切られたような・・・
そんな感じでした。


早く返却して次の人に回してあげたいのですが、
旦那が「オレも読むから返却せんといて！」といってます。
私よりも読むのは早いからいいのですが、
なかなか読む時間がないはず・・・
だいじょうぶかなぁ？？