2008/03/03 (Mon) 『クジラの彼』を読んだ

今日から１週間はちょっと忙しい・・・ハズ
なので、本はなかなか読めないと思っていましたが、
これは面白くて、ほんとうに隙間をみつけて読みきってしまいました。

『クジラの彼』有川浩

有川浩さんは、「図書館戦争」シリーズで有名みたいですが、
この図書館戦争って、結構分厚いんです
ちょっと躊躇するくらい。
それが、シリーズ化されているので、読破するのはかなり腰をすえないと。
さらにさらに、人気があるので図書館では予約せねばならず・・・・

ってことで、接する機会のない著者さんでした。

が、mixiの読書コミュでこちらの本をオススメされているのをみて、
これなら読めるかも・・・と、手を出したら・・・・

面白かった！！！！
なんかね～～、文句なく、面白かったなぁ～～～

ほら、「ノルウェイの森」だの、「ハズキさんのこと」だの、
ちょっと鬱屈した・・・っていうか、内面的に障害がある・・・って話を読んでいると、
気持ちが、INにINになっていくんですが、
こういう、
著者の言葉をかりると、「べた甘」な恋愛モノで、
障害は分りやすく、「距離と時間（と、国防機密）」なんてものは
分りやすくって、いい！！


全部で６編の短編なのですが、
どれもちゃんと読み応えもあり、感情移入もできて、
でも、どれも自衛官関係のお話なので、
私にはちょっと非日常的であり、専門的なお話もあったりします。

ライトノベルの著者だからか、文章も読みやすくて、さくさく進みます


「あとがき」に著者がこの本が「べた甘」だという表現のなかに、
過去の活字でべた甘小説ををいくつか挙げていますが、
そのTOPに

新井素子さんの『星へ行く船』を挙げられています

この本、私が中学のときに大大大好きだったシリーズで、
好きなシーンは暗記するほど読んでいました。
このなかにでてくる太一郎さんというヒーローは永遠に私のヒーローだし、
理想の人の原点です！！

なんだかそれだけでも嬉しかったりして・・・・

単純だなぁ～～～私。