2008/01/17 (Thu) 『赤い長靴』を読んだ

芥川賞と直木賞の発表がありましたね
今日、直木賞のほうの

『私の男』をいつもみている、
MBS「ちちんぷいぷい」ってTV番組内の「本屋さんのコーナー」で
西アナウンサーが紹介していました。
めちゃおもしろそう～～～～。
西くんも、かなり力をいれて紹介していました。
うちの図書館にも蔵書があるようなので、早速借りに行かなくちゃ！！
でも、早く行かないと、予約がいっぱいになっちゃうだろうなぁ～


ところで、昨日読了した

『アサシン』が私にはちょっとヘビーすぎたので、
癒し系ともいえる本をチョイスしてみました。

『赤い長靴』江国香織
癒されました。ほんと、江国ワールドには癒されます
この本は蔵書に加えてもいいかもしれない・・ってくらい、なんとなく癒し系でした。

結婚して１０年の日和子と逍三の間には子供がいない。
日和子は旦那の逍三と会話をしようとするが、逍三はいつも聞いてないらしく、
トンチンカンな答えがかえってくる。
それは悲しくて、寂しくて、二人でいても、一人ぼっちのような気持ち。
泣きたいけど、笑う。笑うことは泣くことに似ている。

このお話はなんとなく、私と旦那に見ている気がしました。
うちも結婚して１０年。
うちの旦那は私が何か問いかけると、一応逍三以上にはちゃんとした答えが返ってきますが、
いつもなんとなくズレているような気がします。
正面から見たら交わった線なんだけど、横から見たら高さが違うから永遠に交わることはない・・・って感覚。
この日和子と逍三の間に流れる空気に似ている。
まぁ、私は日和子のように物静かでもないし、あきらめも良くないから
全然違うタイプなんですけどね。

私には子供がいるからまだ完全に孤独ってわけではないけど、
子供がいない日和子の孤独感・・・
それも、横に誰かが居るのに感じる孤独感・・・って
とてつもなくツライだろうなぁ・・・・