2007/11/08 (Thu) 『クワイエットルームへようこそ』を見た

今日は友人と約束していたので、
なんばパークスの映画館で


『クワイエットルームへようこそ』を見てきました！

女性専用精神科の閉鎖病棟のお話なので、
深刻なのかとおもいきや、

監督・脚本・原作が松尾スズキさん。
なので、笑うシーンが多数ありました～。
面白かった・・・って言っていいのかなぁ・・・って思うけど、でも面白かったのです。

２８歳雑誌記者の明日香（内田有希）は気が付くとしらない白い狭い部屋で、５点拘束されていた。
部屋の外からは不気味な叫び声が聞こえる（「頭がもえる～！あつい～！」とか）
無機質な看護婦（りょう）が入ってきて、大体の事情を聞く。
そして放送作家の旦那（？同性相手？）の鉄ちゃん（宮藤官九郎）も面会にきて事情を説明される。
どうやら、睡眠薬とアルコールの過剰摂取により、危ない状態で発見され、それを自殺と勘違いされたようだ。
そして、明日香の閉鎖病棟生活が始まる。

ここの病棟にはさすが、個性的な患者がいっぱいいる。
「煙草とテレカの調達はまかせておきな！」と親切そうにいうけど、すごくボッタくり、つきまとう過食症の女（大竹しのぶ）
拒食症の人たち
その中でも、「私はたべない理由があるから」という女（蒼井優）
やっぱり薬の飲みすぎで運ばれた女
５年も病棟にいる拒食症のお嬢様。
人前でいちゃいちゃするレズの女たち。
何気なく退院しようと毎日、綺麗に着物着て挨拶して、出ようとするけど、
ナースステーションの扉がしまっていて怒る女。
同じく、ナースステーションの窓を破壊しようとする女（大竹しのぶの餌食になり、頭を燃やしてしまったのはこの女）
何を言っても「チグリス・ユーフラテス」と答える女・・・・・。

ざっとあげただけでもかなり個性的でしょ。

この中で「私はまとも。ちょっと間違えただけ」と思っている明日香。
ほんとうに彼女はまとも？？？
閉鎖病棟の生活と、そこにくるまでの記憶（明日香の生活）が行ったりきたりします。
彼女は・・・まともなのかなぁ？
・・・そもそも、まともって・・・何なんだろうなぁ？？？
そんなことを考える映画でした。

この映画には、
ハリセンボンの二人や俵万智さん、しりあがり痔さん・・・などが出てきますが、
気を抜くとどこにいたかわかりません。
ハリセンボンの箕輪さんは分ったけど、あとの３人は気が付きませんでした。
ちなみに、箕輪さんは、患者の中にいます。
近藤さんは、大騒ぎしてカラオケしている友人のなかにいます。
俵万智さんは、最初の旦那と最後の旅行した旅館の女将。
しりあがり痔さんは、その旅館の番頭さんです。

妻夫木君もでていて、かなり素っ頓狂です。
・・・つうか、素っ頓狂な人しか、出てません（笑

閉鎖病棟は真っ白・・・で、外の世界がカラフルというかごちゃごちゃ・・・。その相対する感じも面白かったです。

期待した以上に、これはいい映画でした