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まあの日記

興味のあることをつれづれなるままに・・・・。

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今日、本当は図書館に行く予定で、
朝、がんばって読みきってしまいました。


『パイロットフィッシュ』大崎義生

これは以前読んだ

『アジアンタムブルー』と連動しているお話で、
『アジアンタムブルー』よりも前に書かれたお話。
時系列でいうと、『パイロットフィッシュ』の話は、19年前と現在をいったりきたりしていますが、
『アジアンタムブルー』はその間のお話・・といったところでしょうか?
なので、脇役も同じ人が出てきます。
たぶん、『パイロットフィッシュ』読んでから『アジアンタムブルー』を読むほうがいいかも。

ちょっとつじつまあわないようなところがありますが・・・・

深夜、電話が鳴った。19年ぶりに昔、彼の元を去った恋人、由希子からだった。

19年前、大学に期待をもって上京した山崎は、入学早々大学生活に失望してしまう。そんななか、恋人を親友に寝取られ泣いている由希子と出会う。
ほどなく二人は恋人同士になり、山崎は大学を辞めて、由希子の助けも借りて、編集の仕事を得るようになる。
入社して分ったことは、その会社はエロ雑誌の会社だった。
しかし、そこで山崎は上司から「編集の基本はここにある」と教わり、一生懸命編集者としての道を歩みはじめる。

19年後の今も、おなじ会社で同じ仕事をしている。しかし、彼に編集のすべてを教えてくれた上司は、病床についていた。あとわずかの命の上司は山崎にあることを伝える・・。

そんな話です。
でもって基本軸みたいなものは帯にもありますが、
『人は一度巡りあった人と二度と別れることはできない』という事です。

よく、「別れるために出会う」的なことをかいている本はありますが、
「二度と別れない」というのはあまりないですよね。

エピソードとしてかいてありますが、
山崎が上京して人とかかわれず引きこもりになっているときに、
そうとは知らない母親からハガキがきます。
そのハガキには
「半年前に可愛がっていた犬が死んでしまった。気を落とすだろうから、いままで言えなかった」
というのがあります。
彼は知らなかった半年の間、その犬が元気かな・・とか、遊んであげたいと思ったりとか、頭の中で生きていたその犬はナンだったのか・・・と思います。
そこで彼は「別れても、その人やモノとの思い出、記憶がある限り、いつでも会える」という境地にたっします。
・・・・・というお話。

なんかね、うまくはいえないけど、
「読んでよかった」と思える本です。
人との別れ(死別を含めて)が、少し怖くなくなる1冊でした。
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まあ
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女性
自己紹介:
平成10年9月と平成15年8月生まれの姉妹をもつ母です。
手芸とパソコンとこの頃はゲームもハマってます。
山崎まさよしさんが大好き
大道芸人のぞみクンも大好き

mixiやってます。
アメブロもこっそりやってます・・・。

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