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まあの日記

興味のあることをつれづれなるままに・・・・。

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結構、苦戦・・・と思ったけど、
やっぱりこれも、途中からどんどん読み進めてしまった。


『アジアンタムブルー』大崎善生

これはよくTSUTAYAでみかけていた

阿部寛さん主演の映画の原作です。

で、DVDの裏をみて、なんとな~く内容は分っていました。
恋人が死ぬ話なんだな」って。
さらに、かなり大人っぽい話だなぁ・・って印象だったので、
あえて選ばずに今まできていました。

図書館でこの本を選んだのは、たまたま目についたから

内容は、先ほど書いたように、恋人に死なれた山崎隆二がデパートの屋上でぼ~っとしているところから始まります。
そして、山崎のいる場所は、家になったり、友人とあう場所であったりはするのですが、
現在と、過去・・・それも、中学の頃や恋人葉子との思い出の場面であったり・・と、話はとびます。

葉子が死んでしまったため、いままでの自分の記憶(記録?)がバラバラになってしまったので、
つなぎ合わせるために、ひとつひとつ思い出している・・って感じです。

葉子は水溜りばかりを撮るカメラマン。山崎はエロ本編集者。
二人のキューピットは、SMの女王ユーカ。
・・・って書くと、「Hな話?」と思うかもしれませんが、そういうことはないです(そういうシーンはありますが)
綺麗な恋愛小説です。

実際、最後のほうはずっと読みながら、泣いていました
恋人が死ぬ・・っていうお話の有名どころでは「世界の中心で愛をさけぶ」がありますが、
その大人バージョンっていうか・・・「世界の中心で愛をさけぶ」よりはもっともっと、しっかりした、感情移入できるお話です
世界の中心で愛をさけぶ」が薄っぺらいなぁ・・・って思った人は、こちらをどうぞ~~

ここからちょっとネタバレになっちゃいますが、
私がこの小説で泣いた理由は、悲しいという気持ちよりも、
葉子が自分の思う場所で愛する人と一緒に最後の日々をすごす、
おだやかな時間
がなんだか「よかったね」「幸せだね」って思ったから
ただ、ぼ~っと生きているだけよりも、
こうやって、短い時間を幸せに生きている葉子がうらやましくさえ、思えました
で、ふと宇多田ヒカルの「ビューティフル ワールド」の
もしも願いがひとつだけ、叶うなら
 君のそばで眠らせて。どんな場所でもいいよ」

ってところを思い出しました。
この歌を始めて聞いたときに、「あぁ・・・私もそうだなぁ」って思ったんです。
最期のときに、安心できる誰かの傍だったら、怖くないかなぁ・・・って。
なので、この話は私の最後の最期の夢・・・なのかもしれません。



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プロフィール

HN:
まあ
性別:
女性
自己紹介:
平成10年9月と平成15年8月生まれの姉妹をもつ母です。
手芸とパソコンとこの頃はゲームもハマってます。
山崎まさよしさんが大好き
大道芸人のぞみクンも大好き

mixiやってます。
アメブロもこっそりやってます・・・。

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