2007/09/01 (Sat) 『泳ぐのに安全でも適切でもありません』を読んだ

昨日、山本文緒さんの短編を読んだあと、
まるで漫画の２巻を読むような気軽さで、「さ、つぎっ！」って

『泳ぐのに安全でも適切でもありません』江国香織を読みました。

作者が違うので、当然「２卷」というのはおかしいのですが、
山本文緒さんの短編と、江国香織さんのこの短編は
なんとなく・・・・似ているような気がしました。
違いは・・ちょっとだけ江国さんの小説にでてくる女性のほうが幸せかな
かかわれる人がいる分だけ。
でも、寂しかったり、切なかったり・・は同じくらいです。
かかわれる人がいるのに、感じる孤独・・・って、
一人ぼっちよりも寂しいかもしれませんね

・・・ってことで、こちらも短編集。
以前読んだ

「号泣する準備はできていた」よりも読みやすかったです。
たしか、こちら↑は、直木賞をとってるんですよね。
で、『泳ぐのに安全でも～～～』は第15回山本周五郎賞受賞を受賞しています。
たしか・・・私が昔好きだった本のいくつかが、この山本周五郎賞をとっていたような気がするので、
この受賞作品を探して読むのがいいかもしれませんね


そうそう、『泳ぐのに安全でも～～～』の内容ですが・・・
まず１０篇の短編です。
一番最初が表題の『泳ぐのに、安全でもてきせつでもありません』です。
祖母が危篤となり、かけつける・・という話しですが、
まあ、江国ワールドなので、その中に主人公が今おかれている環境（ヒモ状態の男との生活）や、母妹との関係やら・・・が織り込まれています。
あとがきには
「人生は勿論泳ぐのに安全でも適切でもないわけですが、彼女たちが蜜のような一瞬をたしかに生きたということを、それは他の誰の人生にも起こらなかったことだということを、そのことの強烈さと、それからも続いていく生活の果てしなさと共に、小説のうしろにひそませる～～～～」
と、あります。
短編に一つ一つを紹介するよりも、この文章でこの短編を表すことができるんじゃないかな。
一話目が、表題のお話だけど、
実はどの短編も、人生が「安全」でも「適切」でもなく、
今ある、一瞬一瞬をあつめて、過去や経験や人生にしている
それが、果てしなく続いていく・・・・っていうことを
その主人公の立場や生き方で表しているような・・・そういうお話です。

・・・・う～ん・・・なかなか説明しづらいぞ


説明下手な原因（言い訳？）をひとつ

実は・・・夕べからどうも体調が悪いです。しんどい・・・
旦那の帰りを待っていたんですが、どうしても眠くて、
リビングの板の上で寝てしまった
いつも買えるメールをしてくる旦那が、ふいに帰ってきたときもリビングの床で寝てて、びっくりして飛び起きました
そしたら・・・頭はぐらぐらするわ、吐き気がするわ、胃がおも～いわ・・・

もう・・・ギブアップです・・・

ご飯並べて食べているのをしばらく待っていたんですが
（実は、机の上にイソジンをこぼしていたので、拭いていた）
食べ終わるのを待っていられずに、先に寝ました。

で、今朝起きたら昨日よりもマシですが、やっぱり頭と胃のあたりが重い

どうしたのかなぁ？？？
また、体調が・・・おかしくなったのかなぁ？？？

はぁぁぁぁ～～