2007/06/21 (Thu) 『号泣する準備はできていた』『ＢＡＤ ＫＩＤＳ』を読んだ

今日はなるべく、読書ＴＩＭＥを減らそう！！と考えていましたが、
昨夜から読んでいた

『号泣する準備はできていた』を午前中に読破しました。
これは短編があつまった小説で、
なんとな～く・・・長編小説の導入部分ばかりを読んでいる気分。
でも、さいごのあとがきに作者である江国香織さんが書いてあるように
『ひと袋のドロップという感じです。色や味は違っても、成分はおなじで、大きさもまるさもだいたいおなじ、という風な』という感じです。
１２もの短編がはいっているので、ひとつひとつはかなり短いです。
空気感・・・というか、世界観・・・というか・・・そればかり描いたかんじかな。
題名をみると、「すごく泣ける話？」と思って（期待して？）いたんですが、
全くそうではありませんでした

それから今日はこの１冊でやめておこうと思ったのですが、
どうしてももう１冊てにとってしまいました。
でもでも、
「今日はサワリだけね」って心に決めていたんですが、
夕方、庭で義妹と一緒に読書Ｔｉｍｅをつくってしまい
（これがまた、いい風が吹いて、最高だった！）

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『ＢＡＤ　ＫＩＤＳ』を読みました。
（昨日にひきつづき、楽天アフェリがないので、アマゾンからお借りしてます）

これ・・・よかったです。
泣きこそしませんが、ずっしりとしました。
高校３年生のラグビー部員の隆之と、同じ年同じ高校のカメラマン志望の都が、一人称を交換しつつ、物語が進んでいきます。
でも、この二人同士は恋愛感情をもちません。
お互いに狂おしいほど好きな人がいるんです。
隆之は同じラグビー部員で幼馴染の男の子、
都は別れた有名カメラマン。
お互いの気持ちは叶えられない・・という傷を
二人でいることでふさぎあっている・・・という関係です。
でも、都は隆之をモデルに写真を撮らずにいられないし、
隆之は時として、恋する宏樹より都を思うんです。
それは恋とも、友情とも違う思いで・・・・。
切ないけど、気持ちのいい小説だったな・・って思いました。

続編があるのかな？
今度読みたいです～。