2011/11/30 (Wed) いつか記憶からこぼれおちるとしても

この本は、再読です。

調べてみたら2010年6月にも読んでいます。
それを承知で図書館で借りて読みました。


「いつか記憶からこぼれおちるとしても」江國香織

江國さんの小説はどれも結構好きですが、
特にこの本が好きってわけでもないです。

むしろ
人におススメするなら

きらきらひかる

とか


スイートリトルライズ
とかですね。

この2冊、もう1回読みたい。
ってか蔵書に欲しい（どっちも図書館で借りた）

なのになぜ、今この本を再読したかというと・・・







なんとなく・・・




とりあえず、あらすじと感想は去年の私の書いたものを引用してみよう。

『17才の少女たちの短編集。同じ私立中学にかよう少女たちが、同じ時間におこっているそれぞれの事について書いているので、それも面白いです。小説ってどうしても主人公にばかり目が行くけど、その主人公の周りにいる脇役にもそれぞれの人生やら悩みやらがあるんだもんねぇ。なので、次にちょっとだけ名前がでてきた子が主人公になる・っていう書き方は好きです』

だ、そうです(笑）





えっとね。



最近すごく思う事があったの。
悩み・・ってほどの物ではなくて。


いつか、みんな私の事を忘れるのかなぁ・・・・


って。
あ、家族は忘れないだろうけどね

ここでふっと、ブログもやめて、ネットもやめたら
今読んでくれている人は私の事をすぐに忘れちゃうだろう。
私がやめなくても、
その人がネットから離れたら、忘れられちゃうだろう。

ネット関係ない友達でも、
子供が大きくなって、ママ友としての付き合いがなくなったら、
大道芸を見に行かなくなったら、
まさやんのLIVEに行かなくなったら・・・

そしたら一緒に、
ご飯、食べた事も
大道芸見た事も、
LIVEに行った事も、
そのほか、いろんな事も、
その時に笑った事も、喜んだ事も、真剣な話をしたことも、
いつか、なかったことになるのかなぁ・・・・。


いつか、
いつか、
その人の頭の中から「私」の記憶はなくなるんだろうな・・・

記憶がなくなったってことは、「なかったこと」になるのかなぁ・・・・。



そんな事を考えていたからです。
ほら、
壊れかけてるでしょ(笑）
　　（一昨日と昨日のブログ参照）



でも、
私が覚えていたら、いっか～

そしたら「なかったこと」にはならないか。

それに、「なかったこと」になったって、いいかな
そんな事をウジウジ考えていたら、何にもできないよね。
過去の楽しかった記憶よりも、
これからあるかもしれない、楽しい時間を考えいた方が楽しいもんね。

その形が、将来、今と違う形になってるかもしれないけどさ。
その時に自分が出来る事をしていればいいよね。


今がきっと楽しいからこんなことを考えちゃうんだろうな。

そして

こんな風に考えている「今の自分」もいつか記憶からこぼれおちる・・かもね。