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まあの日記

興味のあることをつれづれなるままに・・・・。

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先日読んだ


少女七竈と七人の可愛そうな大人
が、面白くて、桜庭一樹さんの小説を他も読んでみようとしらべたところ、

この小説が高評価だったので読んでみた。


『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹


鳥取の田舎。港町に住む13歳のなぎさのクラスに転校してきた美少女、海野藻屑。
彼女は自分を人魚だと言い張る、かなり変わった女の子だった。

「生きることに関係なさそうな些末なことについては悩まない、関わらない」
事を自分の中で取り決めをしたのに、
藻屑は、なぎさにひっついてくる。


そのうち、なぎさがの隣に座る野球部の花名島は、どうやら藻屑をすきになったらしく、
3人で映画に行こうと誘われ・・・


これもね、大幅なストーリー云々でなく、
この、13歳の少女二人の世界と、
そこにスパイスみたいにはいってくる、
花名島という少年。
そして、なぎさの兄でヒキコモリの17歳の友彦、
なぎさの母、
藻屑の父で、元有名芸能人の海野雅愛。
クラスメイト、
若くてちょっとお調子者っぽい担任の先生・・・

それらの世界が・・・なんかいいのです。
日本海と山に遮られた、狭く息苦しい世界。
そこから抜け出したくとも、大人の庇護がないと生きていけない自分たちの身。
息が詰まるのが先か、
抜け出せるのが先か・・・・・。


以前読んだ
「少女七竈と七人の可愛そうな大人」よりも、「私の男」が重く、
「砂糖菓子の~~」よりも「少女七竈と~~」のほうが重いですね。
なので、まだこれは読みやすい。軽い。

だけど、読了後の重量感は感じられました。

最後にね・・・私としては
担任の先生に救われたな。
彼の言葉がなければ、「大人はみんな分かってくれない」的小説で終ったけど、
最後まで存在感のない彼が最後にさらっと、
小説の趣をかえたような気がしました。







私は、小さいころから読書が好きでした。
まぁ、それは、父親が認めた唯一の娯楽であったこともあるのですが
(もちろん、認めてくれない娯楽もいっぱいしてきたけどね~
そうでなくとも、読みだすと止まらなくて、いっきによんでしまうこともしばしば。

そんな時は頭が痛くなります。
普通の頭痛とはちょっとちがって、ふわふわした感じ。

この小説を読み終わった時に確信しました。


私、やっぱ読書は現実逃避なんだな~

入りこんで読むと、その本から魂が抜けだせない事が多々あります。
頭痛がするときは大抵そう。
たぶん、頭が、さっきまでの世界と、現実のギャップについていけないんだと思う。

この本を読み終わった時、完全に私のあたまは、13歳のなぎさにリンクしていました。
本から顔をあげたとき「・・・あれ?」って思った
忘れてた、わたし、普通にオバチャンなんだった・・wwww



現実逃避の旅は・・・まだまだ続く。

さて、次はになろうかな?




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プロフィール

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まあ
性別:
女性
自己紹介:
平成10年9月と平成15年8月生まれの姉妹をもつ母です。
手芸とパソコンとこの頃はゲームもハマってます。
山崎まさよしさんが大好き
大道芸人のぞみクンも大好き

mixiやってます。
アメブロもこっそりやってます・・・。

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