2011/01/28 (Fri) 学習機能のない私『ミサイルマン』読んじまったよ

かなり前に読んだ

平山夢明さんの『他人事』
なんで読んだのかはおぼえてないけど、
かなりかな～～～り、エグかったんだよね。
筆舌に表わしがたいほど、エグかった・・
絶対お勧めできない。


のに、
今日も仕事がヒマだろうと・・
家にまで読んでない本がないかと・・本棚をあさったら
旦那が借りてるこの本をチョイスしてしまった


『ミサイルマン』平山　夢明


比喩でなく、
昨日読んだ「海辺のカフカ」風にいうところの、
メタファーでもなく・・（よくこの言葉が出てきたの）


はきそう・・・・

こうなると、
私と小説との闘いだ！

読み終わったら私の勝ち。ギブアップしたら小説の勝ち。


午前中読んで、お昼ご飯たべに帰ったら、食欲がない・・。
気持ち悪るすぎるんだもん。

で、もう１冊よんでない本もカバンにほおりこんで
とにかく、午後も出勤。

・・・・って
仕事ないけどね。
今日も違う上司に「ごめんね～」って謝られたわ

で、読書続きをする。
１時間もせずに終了。

・・・・・つかれた。

この小説は短編集なんだけど、どれも、ぐっちゃぐっちゃでどろんどろんでべちゃべちゃで、ずるんずるん・・・ってかんじ。
それは血であったり、内臓であったり、ウジムシであったり・・


もう、これだけでも萎えるでしょ
だから簡単にね。

1.テロルの創世
　オチがよめた。
　だって私の好きなマンガ「輝夜姫」（清水玲子作）
　と同じだったんだもん。
　まだこの中ではマシなほうかもしれない。


2.Necksucker Blues
　昔、母親に焼かれた顔をもつ俺の血を
　愛する女が欲しがっている。
　俺は血を与え、代わりの女の体を抱く。
　しかし、女の店から男がでてきた。
　その男が新しい血を与える相手？
　俺は俺の血を彼女の求めるようにかえていこうとする


3.けだもの
　ある男は・・・人狼で４００年も生きていたが
　もう人生を終わらせるため、息子にとどめを刺してもらう。
　が、いつも失敗。いつまでも死ねない。
　ある日、孫娘がすべての血を抜き取られて死んでしまった。
　犯人は匂いですぐに分かった。
　その犯人をおいつめるが・・


4.枷
　コレクターというのはある種の枷を自分でつける。
　○○のものすべて・・でなく、条件をつけるのだ
　たとえば「新品未開封だけ」とか「○○年代のものだけ」とか。
　すると、その条件に当てはまったものは
　手に入れないと気が済まなくなる。
　ある男は、女をむごたらしい拷問をして
　ひん死の状態になると手に入るあるものをコレクションしていた。
　その条件に当てはまる女をみつけたが、それは・・・


5.それでもおまえは俺のハニー
　まァ・・ある意味・・・究極の愛？（笑


6.或る彼岸の接近
　この中では珍しい、人間じゃなくて、霊とかの
　こわ～い話。


7.ミサイルマン
　ただ意味もなく、快楽殺人を続けている男二人の話。
　やっぱり悪いことをすると、たたられちゃうんだよね～。
　表題なだけあって、一番エグい。


この本を読むと人間がいやになってくる。
自分が人間であることもいやになるし、
道を歩いているひとが怖くなる。


で、
２冊目にとりかかるまえに、いろいろと休憩。
はぁ・・

これはだめだ・・やばい。
私という人間がかわってしまう・・。

さらに２冊目適当にとってきた本が


『死国』

またホラーじゃん
私のもっている本はこんなおどろおどろしい表紙じゃないですけどね。


１時間ほどしてから
やっぱりやることがないので、読み始めました。
まだ導入部分なので、四国ののどか～な田舎の情景だけです。
これから怖くなるんだろうなぁ～～。

んん・・・・読むのやめよかな。