2010/09/10 (Fri) 『天使の代理人』

この間の月曜日から始まった昼ドラ。
１話を何気にみたら
面白そう～


スタッフロールみたら、原作があるっぽいので
さっそく図書館へGO!!

まだ知られてないのか予約せずに借りれました

『天使の代理人』山田宗樹



すご～く、面白かったです。
実は

こういう２段になっている本も苦手です。
だって～～
読んでもすすまないんだも～ん。

だからね昨日、借りてきて、試しに数ページ読んだら・・・


とまらなくなった


おかげであっという間に読み終わってしまいました。


このお話は、５人の女性を軸に進んでいきます。

一人は、長年助産師として働いてきた、桐山冬子。
助産師とはいえ、出産の手伝いよりも、堕胎をする方が多い。
それも、法律違反である、妊娠後期中絶。
胎児はほとんど赤ちゃんとしてできあがっている。
そんな仕事を辞め、現状の暴露本を自費出版する。
その本がきかっけで「天使の代理人」という組織ができた。
中絶予約をいれた妊婦に接触し、思いとどまるように説得するのだ。

一方、ようやく妊娠した有希恵は、人違いで中絶させられる。
そしてその人違いだった、雪絵は妊娠を思いとどまりシングルマザーをして生きて行こうとするが、
孤独な毎日に、「天使の代理人」と勘違いした有希恵に頼る。
有希恵は、当初、殺そうと思っていた雪絵の出産を手伝うことにきめる。

３６歳でキャリアウーマンの弥生は、ふがいない年下の彼氏を捨て、
アメリカの精子バンクを利用して理想の子供を妊娠出産しようと考える・・

そして、マーヤ。
裕福な家に育ち、反発して一人暮らし。有名大学に通う。
安易な性行為の末、安易に妊娠、そして安易に中絶。
しかし、それから何か満たされない毎日。
自分のホームページに書き込みしてきた、有希恵（HNユキベー）と
安易な中絶について、討論をする。


はたして、

胎児はヒトか。
中絶は殺人か。


めちゃめちゃ考えさせられます。
もう、胸がくるしいくらい。

安易に妊娠してしまった代償はやぱり女にのみ、責任があるのか？
産むか、中絶するかは、女だけが決めるのか。
男はその時、どうするのか。



いまどきの子たちに読んでほしいです。


私はね


胎児はヒトだと思う。
受精したときから、大事な大事なわが子だと思った。
それは願って願ってできた子だからかなぁ？