2010/09/03 (Fri) 『エコノミカル・パレス』

ま☆の水練学校が終わって、読書タイムのきっかけがつかめぬまま
なんとな～く、だらだら読んだり、読まなかったり・・・。

昨夜、やっとこさ読み終わりました

『エコノミカル・パレス』角田光代

角野さんの作品は、読んでるようで読んでないようで・・・読んでない。

今、私のブックログをみてきたけど、３つめでした。
（覚えてないところがすごい）
どれも、息苦しい・・・って感想を書いていましたが、
これも、同じく



息苦しい・・・・


３４歳、雑文をときどき書いて小金を稼ぐが、
他にもアルバイトをしないと生活はできない。
同居している恋人はくだらない理由で仕事を辞めて、定職につこうとしない。
まるで、ヒモ。
田舎の母は時折電話で、チケットを買えだの、ケーキを買えだの。
おまけに、旅先で知り合った友だち（？）が、恋人をつれて転がり込むが、
狭い部屋にきて、遠慮もなく、生活費も入れない。
窓の外には、浮浪者で、浮浪者仲間でも使いっ走りにされているはしもっちゃんが、
公園のベンチに座っている。

あるとき、２０歳の男と知り合う。
知り合う・・というよりも「知る」
恋・・っていうよりも、もっと、本能的な、何かを感じてなんとか近寄ろうとするが・・・。


そんなお話。
２０歳の男の子との恋愛話かと思ったら、
彼がちゃんと、出てくるのは物語のかなり後半。
ほぼ、
息苦しい生活の辛さばかりです。


オススメ・・・とは言えないなぁ・・・。
ラストもヘンだったし。
読み終わったすぐ後の感想は

「なんのこっちゃ？」

だったし・・・


でもたぶん、
これはある世界では、「リアル」なんだと思う。
私とは違う世界の住人にはアリな話しなんだろう。

日々、閉塞感にいて、
別れりゃいい恋人と、たぶん、ただ寂しいってだけで、だらだら続いて、
どんどん自分の首を絞めてゆく。

あ

うちも変んないか～（笑


でも、うちの旦那はちゃんと養ってくれるも～ん
それだけでも、感謝感謝だ


図書館で借りた本をこれでよみきったので、
今から返却に行くんですが、
み☆が借りてる本を今読んでます。


「しゃばけ」

これ、ある場所でも「オススメ」になってて、
そこそこ有名な本なんです。
たぶん、ずっと前に旦那も借りて読んでました。

でも、なんとなく、時代モノって文章が難しいかと手をとってなかったんですが、
み☆がお友達にオススメされたそうです。



しょ、小学生が・・・読めるの・・・ね？

じゃぁ…がんばるよ、私もぉ～。

ってことで、
私も読み始めました。
面白いけどね、
やっぱ、言葉が江戸なのでときどき分からない。


ちなみにみ☆にオススメしたお友達は、
通知簿全部「A」のめちゃめちゃ優秀な子です。



・・・・・・完敗だぁ～～～。