2010/08/18 (Wed) 『あの子が部屋から出てこないのはなぜだろう？』『スピン』

まぁ、分かっていたことなんですけどね。

み☆が水練学校に通っていた頃も
夏は本をよく読みました。
なぜなら、車で迎えに行って、待っているときに読むからです。
面白いとそのまま家でも読んだり、

あと、

考えたくないこととか、あると
すぐに現実逃避につかっちゃうしね～

ちなみに明日で水練学校は終わりです。
読書もおわりかな～？
ってことは、
意外と読まなかったかな。
「木曜組曲」でストップかかってたからかな～。


で、
これは昨日読んだ本

『あの子が部屋から出てこないのはなぜだろう？』山脇由貴子

作者は心理カウンセラー。
ってことは、リアルな話なのかな～？？
一応、小説です。

高校生の息子がだんだん学校に行けなくなり、
部屋に閉じこもってしまった。
夫は仕事一筋で、家のことに介入してくれなさそう。
おまけに「お前の好きにしなさい」という答え。
それは一見、穏便で自由にしていいセリフに聞こえるが
実は、自分の思うようにいかないと、ただ切り捨てる・・っていう、恐怖の言葉に聞こえた。
母も息子も、父親の無言の圧力につぶされていく・・・

この家族、普通の家族なんですよ。
ちょっと父親の圧力が強いだけです。
このぐらいの圧力、うちの父でもあります。
ただ、うちの父は「あかん！」って言うから「いやや！」と反発できるんですけどね。
「あかん！」といわれないと、反発できないじゃないですか。
その言葉の奥ばかりをさぐる生活は・・・さぞかし、息苦しいだろうに・・・。

この小説のなかに現在の息子はほぼでてきません。
母親と父親とカウンセラーだけです。
それがほんとうに、リアリティがある感じがします。
「ひきこもりの家族がいたらどうなるのか、どうすればいいのか、どうかわっていくのか」
そういうお話です。

答えはありません。
でも
ヒントはあると思います。




そして、今日半日ぐらいで読んだ本。


『スピン』山田悠介

山田悠介さんの小説、何年ぶりによんだだろ～？
ホラーちっくでないのは初めてカモ？！

少年たちによる同時多発バスジャック事件。
いずれも、東京タワーをめざしている。
少年たちは、ネットを通じた仲間。なぜ東京タワーをめざすのか・・・。

そのバスごとにいろんな出来事があり、
少年たちも性格やら、やりかたやらが全然ちがいます。
でも、
少年・・・揺らいだり、つきすすんだり・・・・。


そんなにむずかしくなく、するするする～と読めちゃいます。
まぁまぁ楽しめました。